ウェアラブルカメラは普通のカメラなら手ぶれしてしまうような振動の激しいところ、動いているものを撮るのに適しています。普通のカメラなら手で支えながら撮影をしなければなりませんが、ウェアラブルカメラはどこかに固定して撮影できます。またアームバンドなどを利用することによって、ハンズフリーで写真を撮ることができます。
まるで自分がその場にいるかのような、自分の目で見ているような躍動感あふれる写真撮影が可能です。バイクに乗っているならヘルメットに装着して写真を撮ると、バイクのスピード感も分かるような写真が撮れます。運転しながら写真が撮れるよう、音声で反応して撮影できるものもあります。
画像補正をする
一般のデジタルカメラ、携帯に付属されているカメラなどにも、自動で画像補正できる機能はついています。しかしウェアラブルカメラなら、動いているものを撮影することが多いことから、さらに強力な画像補正技術が搭載されています。
例えば暗いところでは、ノイズレス機能によってきれいな画像を撮ることができます。また、アウトドアで使用する場合はちょっとした天候の変化などで光補正を頻繁に行う必要があります。そのような時でも解像感を維持しつつ、なるべく自然に近い色表現をするための技術が用いられています。パソコンに付帯している補正ソフトなどを使って画像の処理や編集をすることもありますが、最初に撮っている写真の精度が高ければ、補正の幅が少なくて済みます。
手ぶれに関しては、手の振動だけではなく他の振動を補正する機能が搭載されています。歩いたり、車両で移動したりするときに揺れながら写真を撮るという場合、このようなぶれも補正されます。
動画撮影の補正
ウェアラブルカメラを使って動画撮影をするときも、様々な補正ができます。動画を撮影してから後で再生すると、録画しているときには気づかなかったような、いろいろな音声が入っていることがあります。他の音が気になって、実際の動画に集中できないということを経験した人もいるでしょう。そこで録画の際、同時に音声をノイズ除去することにより、必要な音をなるべくクリアに拾う技術が駆使されています。
4K対応モデルなどを使うと、ちょっとした編集にも大きな容量が必要になってきます。画素数が高く、美しい撮影ができるカメラがどんどん出てきていますが、滑らかに再生する技術も搭載されています。